すっぽんの歴史
すっぽんは世界各地に生息しており、日本では本州南部以西の湖沼や小川、池などに広く生息している淡水性のカメの一種です。水やエサをまったく与えなくても1年間は生き続け、心臓を取り出しても翌日まで鼓動を打ち続ける驚異的な生命力を持っていると言われています。
中国では漢方薬として、強壮、強精、治療の効果があると珍重されてきました。日本でも古くから同様の理由で食されていて、その効果についても江戸時代の書物に多く見られます。フランスでもコンソメスープの一級品として食されています。
各国ともすっぽんが美味でもあり、薬としての効能も期待できるというのが食べる理由でしょう。つまり「薬膳」というわけです。
すっぽんの主な効能
「スタミナ食」「コラーゲン豊富な食べ物」といえば、すっぽんを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
すっぽんは、昔からスタミナ食として知られ、とても人気があります。必須アミノ酸など18種類のアミノ酸組成の良質タンパク質で、ビタミンA、ビタミンD、カルシウム、亜鉛、鉄、コラーゲンなどの多くの栄養源が含まれています。
滋養強壮・強精作用
すっぽんは9種類の必須アミノ酸をはじめ、20種すべてのアミノ酸、カルシウム、各種ビタミンがバランスよく含まれています。
アミノ酸で細胞が活性化することで、代謝が活発化し、疲労回復、全身の活力の高揚が期待できます。カルシウムは自律神経失調症や不眠・イライラなどに、ビタミン類は免疫力アップに効果的です。
老化防止
すっぽんに含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)などの不飽和脂肪酸は、動脈硬化の予防やボケ防止・花粉症に効果があるとされています。
不飽和脂肪酸が不足すると、細胞内部に必要な物質を取り入れたり、不要有害な物質を捨てる作用に支障をきたし、老化を招ぐもとになります。すっぽんの脂肪は、この不飽和脂肪酸で占められています。
また、近年、「不飽和脂肪酸に強力な抗ガン作用がある」と日本ガン学会で発表されました。
健康的な体づくり
すっぽんには鉄分、リンなどの栄養素も含まれています。
鉄分の不足は貧血を引き起こすだけでなく、女性の月経周期や生理痛、男性の生殖機能などに大きな影響を与えます。すっぽんは肉食動物なので、肉部分には多くの鉄分が含まれます。すっぽんは効率的に鉄分を摂取することができる食品と言えるでしょう。
また、リンには血液を中性に保ったり、脂肪や糖の代謝をスムーズにする働きがあります。
健康で生き生きとした人生に
さまざまな効果が期待されるすっぽん。甲羅・頭・肉・骨・脂肪・血液・内臓など、どこをとっても捨てるところがないと言われるほど、様々な成分が凝縮されています。
当店の商品は、安全性・成分・有害物質・遺伝子組換え・残留農薬等の基準をクリアしています。